
慶應・早稲田中学受験 計算練習の習慣をつけよう!『ライバルは電卓』!?
こんにちは 早慶維新塾 算数担当の野澤優子(のざわゆうこ)です。
新年度がスタートして約2か月、
今この時期だからこそ、やるべきこと、
また、ぜひ点検していただきたいこと
それは、計算練習の習慣です。
算数は「計算に始まり計算で終わる」。
ご存知のように中学入試の算数の問題は、
計算問題からスタートする学校が少なくありません。
早慶でも、
2019年度早稲田実業学校中等部入試問題
2019年度慶應義塾普通部入試問題
緊張の中 1の(1)の問題ですが、ウォーミングアップといった感じで、
時間をかけずに、確実に正解できるようにしておきたいですよね。
また、後半の大問で、難しい問題に挑み、じっくりと思考を重ね解法を見つけても、
答えを出す際に必要になってくるのは計算力!
当たり前のことですが、高度な計算力が身についていないと、
勝負できないのが入試問題です。
誰でもできる計算力のレベルアップ法
計算力を強化するのに偏差値は関係ありません。
学年も関係ありません。
誰もが例外なく計算力のレベルアップは可能です。
必ず『ライバルは電卓』レベルになります!
私が生徒にやらせている計算練習は以下の通りです。
① 毎日1日20分(直しを含めて)。
1日に解く量と、いつやるかを決める。(例:1日3題・寝る前、朝起きてすぐ…)
② 計算練習専用ノートを作って行い、必ず答え合わせと直しをやる。
③ わからない、答えが合わない問題は必ず質問。(間違ったまま放置しない)
ポイント
1 毎日、決まった量を決まった時間に行いましょう。
はじめは時間がかかり、決めた量がこなせないかもしれません。
その場合は量を減らしてください。1日1問からでも構いません。
直しを含めた所要時間は20分を目安に。
サボってしまった…だからってまとめて何日分なんてする必要はありません。
イヤになるだけですし、続きません。
2 何かの紙の裏にやるのではなく、計算練習専用のノートを作って途中式や
ひっ算も、整理して書くようにしましょう。
これは間違ったところの見直しをするためであり、記述式の学校の対策にもなります。
3 答え合わせと直しは必ず自分でやりましょう。
やったまま放置するのは、やってないことと変わりません。
また、わからないときは、塾の先生に質問して必ず解決し、自分がなぜ間違ったのか、
何ができなかったのかを確認し、同じミスをしないように意識することが大切です。
簡単にできそうで、継続はかなりむずかしいもの。
でもこの一連の流れが習慣になると、
計算力は驚くほどレベルアップしています。
この方法で計算練習を行った生徒で、
レベルアップできなかった生徒は一人もいません。
計算力が上がると、まずは自分で、実感できます。
正解率が上がり、モチベーションも上がります。
当たり前のように正解できるようになるので、
「数」をあやつることが楽しくなってくるはずです。
さらなるレベルアップ!
習慣になってくると、さらなるレベルアップを目指しましょう。
計算練習か習慣になったら、早めにちょっとした技も身につけましょう。
分数式の公式や、分配法則による計算の工夫。
また平方数11×11から19×19までの暗記など。
算数がぐっと楽しくなりますよ。